失恋から立ち直る方法3選！心理学的に短期間で回復する行動とは？ストレスを長引かせる思考・コーピングに注意！

この記事では「失恋から立ち直る方法3選」をご紹介します。恋愛心理学的に、短期間で失恋のストレスとショックを回復させる行動と考え方を解説。反対に、心の傷やストレス反応が長引いてしまう注意すべき行動・思考についても説明いたします。

この記事はこんな男女にお勧めです。

是非チェックしてみてください。

失恋による感情は3つに分類される

１.失恋後の「後悔・悲痛」な感情の例

• 相手を忘れられない
  • 相手を思い出す

２.失恋後に「未練」のある感情の例

• 相手を出会うように試みた
• 思い出の場所に行く

３.失恋後の「怒り・回避」の感情の例

• 相手を恨んだり怒る
• 相手に会わないようにする

結婚を考えていた人、恋仲関係が深いほど心理的な影響も大きい

心理学者宮下の研究では、恋愛の進展度を5段階に分類しています。

恋仲がどこまで進展していたかによって、失恋時の心理的な影響（心へのダメージ）も増加していきます。『進展度5.結婚を考える』まで恋が進んでいた状態では、「後悔・悲痛」と「未練」の感情が、最も大きく引き起こされます。

ただ「C怒り・回避」に関しては、恋仲の進展度との相関はあまりなく、どういった恋愛関係でも一定の度合い引き起こされます。

出展：宮下敏恵・ 斉藤淳子 恋愛関係崩壊後の心理的反応とその有効性

出展： 政大学心理学科教授 越智啓太 恋愛の科学

失恋の対処行動は３つに分類される

2005年、心理学者の加藤氏は「失恋ストレスへの対処行動」を分析しました。対処行動のデータサンプルは、失恋を経験した大学生425人です。因子分析の結果、失恋の対処行動は以下の「３つに分類」されると発表しました。

失恋時の「回避」コーピングの例

失恋時の「拒絶」コーピングの例

失恋時の「未練」コーピングの例

あなたの失恋の対処行動は、どれにあてはまりますか？

最も失恋の回復が早い対処行動はどれ？

2005年、心理学者の加藤は「失恋後のストレスとショックからの回復期間」も分析しています。分析手法には構造方程式モデリングが使われました。結果、『回避型コーピング』を取った場合に、失恋のストレスが最も少なく、回復期間も短いことが分かりました。

反対に、『未練型コーピング』と『拒絶型コーピング』は、その行動をとればとる程ストレス反応が大きくなることも判明しています。

出展：加藤司「失恋ストレスコーピングと精神的健康との関連性の検証」

意識的に忘れようとすると逆効果

失恋の記憶を思い出して苦しむ人は少なくありません。ここで注意すべき思考が「失恋を忘れるために、意図的に好きだった人を考えないようにする」というもの。これは逆効果です。

意図的に考えないようにしている時点で、考えています。意図的に思考を回避しようとすると、反対にその思考は増幅するのです。つまり、「相手を忘れようと意識するほど、相手のことを想ってしまう」わけですね。

この厄介な問題の解決方法として、失恋を忘れるためには、新しい恋を妄想してみたり、将来の恋人のことを考えることが効果的です。つまり、回避型コーピングの思考ですね。

まとめ　失恋から立ち直りが最も早い方法

失恋からの立ち直りが最も早いのは『回避型コーピング』です。

• 次の恋愛相手を探す
• 他の異性とデートする
• 趣味や運動に打ち込む
• 失恋は自分の成長になると前向きに捉える

また、将来の理想の恋人を思い描くことで、失恋の傷も癒える傾向にあります。

関連記事　新しい出会いを探すなら✨